高校生になってグッと内容が難しくなってついていけなくなった、授業時間や通学時間が長くなり家に帰ると疲れて寝てしまう、勉強はしているけど目標の大学に行けるのか不安だ、そもそも入試制度はどんな仕組みになっているか分からない、など多くの疑問や不安を抱えている高校生は多いでしょう。
大学受験をするなら、闇雲に勉強するのではなく、まずは「入試の仕組みを知ること」からはじめましょう。大学受験は例えば大学で研究されているような難しい学問ではありません。あくまでも将来なりたい職業に就くため、なりたい自分になるための1つの関門なのです。
この記事では
・大学入試3つの選抜方法
・英語資格 検定試験利用入試
・2025年入試から変わる共通テスト
・大学入試に向けて何をするべきか?
・クラズの春の講習 無料キャンペーン
について解説していきます!
大学入試3つの選抜方法
現在、大学入試には大きく分けて3つの選抜方式(総合型選抜・学校推薦型入試・一般選抜)があります。それぞれの選抜方式について解説します。
①総合型選抜
成績や小論文・面接などで人物を評価することにより、大学が求める人物像に 合致する人物を選抜する方式です。各大学・学部によって高校の成績の有無・共通テストの結果・小論文の内容・面接方法が異なります。特に医学部などの場合は面接や小論の内容が難しい傾向にあるため何度も練習する必要があります。
▶︎選抜例:
書類審査+学力試験+面接、共通テスト結果+書類審査+面接、書類審査+小論文+面接 など
②学校推薦型選抜
出願にあたり、学習成績状況「評定平均値○.○以上」等の出願条件が設定され ており、また、出身校の校⻑からの推薦を必要とする選抜方式です。
▶︎選抜例:
共通テスト結果+書類審査+小論文+面接、英語資格+書類審査+面接 など
③一般選抜
各大学独自の学力試験結果により合否判定を行う方式。 国公立大学の一般選抜には共通テストの受験が必須です。
◆国公立大学の入試では・・・
「国公立文系」と「国公立理系」では共通テストの受験科目・大学別2次試験ともに受験科目の種類や数が違います。早いうちから入試対策をするためにも受験科目は高校1年生のうちから考えておく必要があります。
◆私立大学の入試では・・・
各大学で様々な入試方式が存在しますが、大きく分けて3つのパターンがあります。
パターン1:「大学の独自試験」のみで選抜
受験者数・合格者数が最も多いパターンです。大学ごとに入試問題の出題形式や傾向はもちろん、配点配分も大きく異なります。そのため、受験する大学に合わせた対策が必要。
パターン2:「共通テスト」のみで選抜
国公立大志願者の併願パターンで合格ラインは高くなる傾向にあります。共通テストを一度受けるだけで複数の大学に出願できるため負担は減る入試。
パターン3:「共通テスト」+「独自試験」で選抜
私立大希望でも共通テストと大学の独自試験、両方の対策が前提となる選抜方式。共通テストで複数科目受験した場合は、高得点の科目を活用することも。
英語資格・検定試験利用入試
「英語資格・検定試験入試」とは?
大学や大学入試センターとは異なる各種団体が英語運用能力の測定を目的として実施する資格・検定試験のことです。最も利用されているのは「英検」、2番目に多いのが「GTEC 」「CBT」です。
資格を保有していることで、出願資格として利用できたり、得点換算されたり、加点されたり、判定優遇・合否参考されたりします。
「英語資格・検定試験利用入試」が導入された理由
国の教育改革により大学入試の英語は「4技能(読む・書く・聞く・話す)」を測定するのが望ましいという指針が出されました。その結果、従来の試験では対応できない英語の能力を「英語資格・検定試験」を利用することにより英語力をはかる大学が増加しています。
2025年から変わる共通テスト
2025年1月の共通テストから、高校新課程に合わせて教科・科目が再編され、新設科目が導入されます。変更のポイントを解説します。
国語
現代文の大問数が1題増加。試験時間が10分延長し、配点も現代文重視に変更される。
従来の試験でも、国語全体で20,000字を超える文字数で試験問題が構成されていますが、今後さらに多くの文字数で出題されます。
▶︎「素早く」「正確に」文章を読み解く力が求められる!
数学
選択問題の大問数が2題→3題となる。試験時間が10分延長。学習範囲の拡大に注意!
「数学II B」から「数学II B C」に改編されるのに合わせ、選択問題が1題増え、試験時間が10分延長されることになりました。
旧課程(3単元から2つ選択)①ベクトル②整列③確率と統計的な推測
新課程(4単元から3つ選択)①ベクトル②整列③確率と統計的な推測④平面上の曲線と複素数平面
▶︎日頃からコツコツと学習し、苦手分野を作らないように!
情報I
大問数4題の新設科目。共通テスト「情報I」に出題されるプログラミング言語は、大学入試センター独自の日本語表記【DNCL】を用いています。学校で学ぶプログラミング言語とは異なる表記方法を使うため丸暗記では問題が解けません。
▶︎正しいプログラミングの考え方を身につける必要がある!
歴史総合
現行の共通テストは「日本史」「世界史」だけでの受験が可能ですが、新課程入試では日本史と世界史の融合科目である「歴史総合」が必須となります。つまり、「日本史」と「世界史」の両方を学習しなくてはなりません。
▶︎幅広い知識と正確な資料読解力、柔軟な思考力が求められる!
大学入試に向けて何をするべきか?
ここまで読まれた皆さんは大学入試の選抜方式も多様化し、さらに新課程入試となり・・・どのような対策をすれば分からない方も多いことでしょう。家で教科の勉強さえしていれば良い、という時代ではありません。教科の勉強はもちろんですが、「受験情報と対策」が合格へのキーワードとなります。
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例2)3年生。評定は足りているので、面接対策とピンポイント学習をしたい▶︎講座授業(面接対策)+Web学習(@Will)
例3)高校2年生。本州難関私立大を受験したい。国語が苦手。▶︎1:1個人指導+Web学習(東進)
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