センター英語についての解法と勉強法について(5) | クラズユニック

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センター英語についての解法と勉強法について(5)

長文問題の速読法には大きく言って、スキミングとスキャニングがあります。スキミング(skimming)とは要点だけをすくい取る(skim)ように読む読み方のことを言います。また、スキャニング(scanning)とは情報を探し出す(scan)ように読む読み方のことを言います。設問から必要な情報がどこにあるかを探すことです。この二つの方法を使い分けながら、あるいは両方を使いながら英文を読んでいくことが速読につながっていくわけです。例えば、第3問のBは要約問題なのでスキミングによって要点を探して読むのですが、ではその要点はどこにあるでしょうか。英語の論文形式を考えてみると、序論→本論→結論、という型に嵌まっています。さらに、それぞれのパラグラフをみると、その最初にパラグラフの趣旨(序論)があり、最後に結論が書いてあるのです。したがって、このB問題では、ある人の意見等の最初の文と最後の文を読めば、全体の要旨がわかることになります。この方法は第6問にも当てはまります。以前は物語文でしたが、今は論文形式の文が続いて出ているからです。全体の趣旨やパラグラフ構造をすばやくつかむ時にこのスキミングが大いに役に立ちます。ぜひ試してみて下さい。次回はスキャニングの使い方を説明します。