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【長崎大が2027年度入試で地域枠を拡大・一般枠を削減・地方国立大の方針転換が示すもの】

🔳長崎大学が2027年度入学者選抜要項を発表し、「一般」の枠を減らして「地域枠」を増やす方針を打ち出しました。教育学部の小学校教育コースでは一般推薦枠を20人から13人に減らす一方、卒業後に県内の離島で働く希望を持つ学生を対象とした離島教育推薦枠を5人から8人に拡大。医学部医学科でも一般選抜の募集を6人減らし、地域医療特別枠を6人増やします。

■ 地方国立大が地域枠を増やす理由
長崎大学の井上徹志副学長は「地方国立大の使命は地域人材を育てるところ。結果的に人口流出を止めることになればよい」と述べています。地方の国立大学は、地元の医療・教育を支える人材を安定的に供給する役割を担っており、卒業後に地域に残ることを前提とした枠を厚くする動きが全国で広がっています。同時に技能系教科に関心を持ち県内で教職に就くことを強く希望する総合型選抜の枠も4人から8人に倍増させており、「地域に残る意思」を選抜の軸に据える姿勢が鮮明です。

■ 道内の受験生への影響
北海道でも元々同じ構図があります。わかりやすいのは医学部で、札幌医科大学・旭川医科大学の2校はいずれも地域枠を設けており、道内出身者を重視した枠を持っています。地域枠は卒業後に道内で一定期間勤務する義務がありますが、一般枠より競争倍率が低くなるケースがあり、道内で医師として働く意思が固まっている受験生には、今も現実的な選択肢です。
ただし、札幌医科大学医学部医学科の場合、長崎大の事例と反対に2027年度入試から地域枠を減らして一般枠を増やすことをすでに発表しています。これからは、地域人材の確保以上に、少子化による競争力の低下を危惧しているものと考えられています。

地域枠は「地域に残る意思」を前提とした制度です。卒業後の勤務地が実質的に決まるため、条件をよく理解したうえで出願することが何より大切です。

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