自治医科大学の大学説明会を開催|卒後9年の身分保証と総合診療医 | クラズユニック

電話番号
お問い合わせ

お知らせNEWS

自治医科大学の大学説明会を開催|卒後9年の身分保証と総合診療医

【結論】2026年9月8日、札幌駅前校で自治医科大学の大学説明会を開催し、医学部志望の生徒16名が参加しました。自治医科大学から3名、北海道保健福祉部から3名の計6名の方にご登壇いただき、大学の特色、卒後のキャリア、入試制度、そして北海道における卒業生の立ち位置について、それぞれの立場から直接お話しいただきました。
(2026年9月9日時点)

大学と行政、両方から話を聞ける機会

2026年9月8日、クラズユニック札幌駅前校において自治医科大学の大学説明会を開催しました。参加したのは医学部志望の生徒16名です。

ご登壇いただいたのは、自治医科大学より公衆衛生学教授の阿江竜介先生、後期研修中の増田寛也先生、事務局の鈴木様。さらに北海道保健福祉部より、医療参事(医系技官)の原田様、課長補佐の菊池様、主査の高嶋様。総勢6名という手厚い体制でお越しいただきました。

自治医科大学を志望するうえで特徴的なのは、大学の話と都道府県の話が切り離せないことです。卒業後の勤務は各都道府県との関係のなかで決まっていくため、大学側の説明だけでは全体像が見えません。今回、大学と北海道の双方から同じ場で説明を受けられたことは、生徒にとって大きな意味がありました。

「医師としての存立根拠は実地診療にある」

阿江先生からは、自治医科大学がどのような理念で設立された大学なのか、卒業後にどのような道が待っているのかについてお話しいただきました。

特に時間を割いていただいたのが、総合診療医についてです。専門分化が進む医療のなかで、患者を一人の人間として全体から診るという姿勢。そして医師としての判断の根拠は、教科書や論文だけでなく実地診療の積み重ねのなかにあるという指摘。まだ医学部の門をくぐっていない生徒たちにとって、これは進路選択の軸そのものを問い直す内容でした。

続いて増田先生からは、大学生活の実際と卒後研修の流れについてご説明いただきました。少し先を歩いている先輩の言葉は、パンフレットの情報とは重みが違います。生徒からも具体的な質問が出ていました。

道内の受験生への影響

北海道保健福祉部の原田様からは、道内における自治医科大学卒業生の立ち位置について、行政の側から具体的にご説明いただきました。

なかでも重点的にお話しいただいたのが、卒業後の身分についてです。自治医科大学の卒業生は、義務年限にあたる卒後9年間、北海道職員として採用され、その身分が保証されます。派遣先は変わっても職員としての立場は継続し、給与や待遇の面でも一定の枠組みが用意されています。これは、大学ごとに設けられている地域枠とは異なる仕組みです。人事権が北海道知事にあるため、必要とされる地域へ責任をもって配置される一方、都道府県職員としての安定性が担保されるという構造になっています。

医師として北海道で働くという選択が、どのような制度の上に成り立っているのか。受験生の段階でこれを正確に理解している生徒は多くありません。事務局の鈴木様からは入試制度、出願手続き、奨学金についてもご説明があり、募集人員が全国47都道府県から2〜3名という狭き門であることも改めて共有されました。

説明会を終えて

終了後、生徒たちの表情が変わっていたのが印象的でした。

医学部受験は厳しい長い道のりです。日々の学習に追われるなかで、なぜ医師を目指しているのかという最初の動機は、どうしても薄れていきます。だからこそ、現役の医師や行政の担当者から直接話を聞く時間には、模試の判定とは別の価値があります。自分が向かおうとしている場所、目的をはっきりと意識すること、それが今の歩み、そして次の一歩を支えます。

襟を正して机に向かう。そんな空気が説明会の後の教室には残っていました。

ご多忙のなか貴重なお時間をいただきました自治医科大学の皆様、北海道保健福祉部の皆様に、心より御礼申し上げます。クラズユニックでは今後も、生徒が進路を具体的に考えられる機会を設けてまいります。


クラズユニックの高卒本科(浪人生コース)

高卒本科では、北大・医学部医学科をはじめとする国公立大への再挑戦を、少人数指導と年間を通した学習管理で支えています。

▶ 説明会のお申込み・資料請求はこちら

この記事の執筆者

お知らせ一覧へ >